Essay

「売る」のではなく、「巻き込む」ということ

2026.06.04

自分の作品に値段をつけて売る瞬間、多くの人が『買い叩かれたらどうしよう』『高すぎるって言われたら…』と恐怖を抱きます。それは、ビジネスを『奪い合い(売り込み)』だと勘違いしているからです。本物の表現者の仕事とは、周りの人を自分の美しい大文化祭に『巻き込む』こと。5月26日のプロ撮影の現場が、まさにそうでした。

ケーキが届かないアクシデントを自ら走って画像修正までしてくれた超一流のカメラマンさんや、自分の枠を超えてスタイリストのように衣装の世話をしてメイキング動画を回してくれたメイクさん。

https://www.instagram.com/reel/DY1V-DXRJdj/?igsh=MXNjYnNtc3A4cTh1dw==

彼らは『仕事』として作業したのではなく、私の155gの特注傘の世界観に猛烈に巻き込まれ、職人魂に火をつけて楽しんでいたのです。今月中旬から始まる、東京・三省堂書店神保町本店の50インチ大画面ジャックも同じ。大企業の人たちが、頼まれもしないのに『クラウドファンディング名鑑』に無償で極上の紹介記事を載せてくれ、特大パネルを無料でデザインしてくれています。

私は1ミリも売り込んでいません。ただ、受け継いだDNAを信じて、アトリエの奥でみずみずしい薔薇の吐息を紡いでいるだけ。お金をいただく恐怖(足のすくみ)を超える鍵は、あなたが誰よりも自分の『美しい好き』に熱狂し、周りをその幸せな大渦に巻き込んでしまうことなのです。

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