水彩グッズとしての雨傘
2021.10.11いつのまにか傘がヒットアイテムになり、
今年も、大変多くの雨傘をご購入頂けましたことを、心から御礼申し上げます。
雨の日が楽しくなったという感想を頂くたびに、私も大変嬉しい気持ちになりました。
(文末に、クーポンのお知らせがあります。お見逃しなく!)
それでで、11月には、さらにバージョンアップするお知らせです。
まず、ハンドル部分に革巻きが加わり、ハンドルデザインが豊富になります。
また、1枚絵、いわゆる痛傘というものですが、水彩絵のオリジナルそのまま傘にプリントするタイプが登場します。8枚の布を1枚の絵に繋ぎ合わせるという高度な技術を使って、傘を開いた時に、1枚の絵になる傘(1枚絵)の傘です。
是非、楽しみにしてください。
それで今日は、これまで色々あった質問についてもう少し掘り下げて答えてみたいと思います。
まず、最も多いのが、現在のイギリス製の傘にある玉留めについてです。
あまり日本では見かけないのか、多く質問がある部分です。
ハンドル部分の金具は、「玉留め」と言って、傘を綺麗に整えて閉じるためのもので、使わない間はぐらぐらしています。
左の玉留めのついていない傘は、ネームを巻いて傘を閉じても、なんかバラバラしてあまり綺麗ではないですよね。しかし、玉留めがあると、それが綺麗に整います。(傘右)
もうひとつ見てみましょう。
左の傘は玉留めがないですが、割と整っていますね。しかし、多少ばらけています。やはり玉留めがあったほうが、閉じて持ち歩く時の美しさが違うと思います。また、ネームで巻かなくても、玉留めをキュッとはめるだけで持ち歩くこともできます。これが意外と便利です。(玉留めを止めないときは、金具はぐらぐらしています。)
ぐらぐらしている状態を不良品を間違えられる時が多々ありますが、「玉留め」としての役割の金具なので、普段はぐらぐらしています。
次は、傘の重量について書いてみたいと思います。
この水彩傘は、通常の男性サイズと同じぐらいの大きさです。親骨半径61㎝ぐらいあります。
大きさの比較写真はこんな感じです。
通常の男性傘と大きさは似ています。
サイズ:親骨61cm/直径102cm
次に、傘の重さですが
通常の男性傘は、2本とも500グラムですね。
水彩グッズの傘を量ってみます。
400グラムです。
つまり、通常の傘より軽量のため、男性サイズなのに持ち歩くのが楽ということになりますね。
大振りなのに、女性も苦にならず持ち歩ける軽さが強みといったところでしょうか・・。
大振りの傘のよさは、荷物などが濡れにくいのと、あとビジュアル的に迫力があることでしょうか。
男性用の傘は、女性にとっては重たいことが多く、持ち歩く気になれないのではと思います。この100グラムの差が、女性にはけっこう辛いのです。
しかし、この水彩グッズの傘は、大振りなのに軽量で丈夫なのです。
生地が薄いという指摘が一部ありましたが、この軽量さは、やはり女性にとって譲れない内容ではないかと思うのです。厚みのある生地にしてしまうと、やはり重量は重くなってしまうと思います。傘は、薄くて軽量、そして、耐水性100%であることが重要だったりします。
プリントも大変美しく、ハイクオリティです。
発売当時から3年以上実験的に使い続けている傘は、いまだに壊れたりしていません。ネームのボタンも錆びていなくて綺麗なままです。親骨の内部の小さい部品は錆びが出ていますが、これは通常の傘も同じようです。
今もスムーズに開閉するので、全体的に丈夫なつくりに設計されていると思います。
日本製のような緻密さはないかもしれませんが、実際に使ってみて頑丈だなというのがこれまでの印象です。
そして、1本から好きな絵柄でオーダーできることもこの傘の強みです。
つまり、オーダーメイドができてしまう傘ということになります。
いわゆるメイドインジャパンと言われる傘は、最低200本、あるいは240本のロットがあります。これで最小ロットです。
つまり、ひとつの絵柄で大量に作ってしまうと、絵柄が豊富に選べるという利点はなくなってしまいます。ただ、日本製にしてほしいという要望は確かにあり、様々な条件をクリアできたら、実現できるかもしれません。
さて、11月に発売予定の傘のサンプルが届いたら、また、こちらで紹介していきたいと思っています。
今後は、折り畳み傘や、晴れ雨兼用傘など、要望があれば恐らく作れるようになると思います。
よりよいものを出していけたらと思っていますので、ご意見、ご要望、お待ちしています。