Essay

剥製アレンジメントを描く

2020.09.17

9月の水彩サロンは、なごのキャンパスミーティングルームE室で開催致しました。

剥製アレンジメントを描くとは、鳥などの小動物の剥製とドライフラワーを組み合わせて描くレッスンのことです。

 かつて、芸大の日本画クラスでは、1回生の時に、課題として剥製を泥絵の具で描くレッスンがありました。。今もあるかどうかわかりませんが、動く動物を描く前に1年生は剥製を描きます。

今回は、お稽古として楽しめるようにドライフラワーとアレンジして描いて頂きました。剥製の台座として使ったのはシナモンキャンドルです。

花+小動物というのは昔からある絵柄ですね。

今回は、あひるやカモなどのひよこの剥製の毛並みを描くことに挑戦して頂きました。カケスの剥製も持ち込んで、ややいきなり本格レッスンとなりました。

ひよこのふわふわの毛並みを、いかに美しくふわっと描くか、

数回の練習の後、本番に!

意外と難しい技法です。

いや、かなり難しいです。

「気持ちを入れて! ふわふわになれと念じて!」

というわけのわからない世界観のレッスンとなりました。

まあ、偶然性を使って描く技法なので、それは、魔法使いになるようなトレーニングです。

だから、思いが足らない! 念じて!となります。

さて、私が事前に用意した絵はこちらです。

長年、私に習っていても、今までやっていない技法と気づいてくれて、大盛り上がり!

さて、長い長いキャリアで培った様々な水彩技法を少しずつ段階を経ながら、習得して頂いています。

しかし、そのひとつひとつを自分のものにするには、長いトレーニングが必要です。

描き方はわかったけど・・・・

とよく言われます。

知るは簡単

しかけなんて、そう難しくはないのです。

問題は、あなたの描いたひよこに命が宿るのかという話ですね。

やよいカフェが火曜日も営業再開となり、ランチ及び5時からのお茶会も楽しい時間を過ごさせて頂きました。

わらび餅は、本格くず粉を使っているそうです。

そして、9月末までやっているかき氷は、こんな感じです。

このクラスは、10月からアトリエ教室へと全員移動し、毎月第3月曜日にてレッスン続行することとなりました。

そのため、新しく火曜なごのキャンパスクラスを作ります。

水彩はじめの一歩を一緒に学ぶクラスを作りますので、興味のある方は、まずは✉かライントークでお知らせください。

一応、第3火曜日で、募集しますが、カリキュラム内容や他の曜日の希望などあればお知らせください。少人数制のため、ヒアリングしてから、メンバーにあわせた内容でオリジナルカリキュラムを作成致します。(1クラス6名まで)

https://ayakotsuge.shopselect.net/items/22081965

柘植彩子WEB展覧会は、AYAKO TSUGE STUDIOのショップで是非ご覧ください。絵のオーダーも承っています。