Essay

オーダーメイドで描く薔薇の絵 2

2023.10.24

今日は、昨年、creema Springsで、オーダーを頂いた絵を紹介します。

実は、現在もまだコロナ禍から、百貨店での作品展での売り上げが落ちたままなんですが・・・

そのため、自然的に制作枚数も多くない状態が実際続いています。

新作の数が少ないなあと思っている方も多いと思います。

新作というのは、作品展の依頼がないと基本的に制作できないので、自然的に減ります。

しかし、昨年、creemaのオンラインによるクラウドファンディングの中での絵のオーダーを入れてくださった方がみえました。

クラウドファンディングとは、

オールオアナッシングと言って、0か100か、目標金額に達しないと0になる方式を取りました。

応援総額が目標金額に達しないと、商品や作品が届かないのでどきどきしますね。

でも応援してくださる方たちのお陰で、目標金額達成できたので、絵も無事制作にとりかかることができました。

制作資金ができたので、うきうきとした気持ちで花屋へ行きました。

確か昨年も10月ごろ、名古屋栄のフラワーノリタケさんに伺って、自分で花を選びました。

アベリア(枝)、オール4ラブ(濃いピンク)、ラプソディ(淡いピンク)、テナチュール(カップ咲)、ヴィンテージ(ST咲き)、柏葉紫陽花 
花を買い終わって、花屋を出てからうきうきしながら撮影した一枚です。 

クラウドファンディングとは、目標金額達成すると、当たり前ですが、本当に銀行口座に一気にお金が入ってくるんです。

0か100という賭けごとみたいだったですが、

それは、とても感動的でした。

コロナ禍で絵の売り上げが大変落ち込んでいたので、ファンからの気持ちが本当にうれしかったです。

絵をオーダーしてくださった方は、他にも傘やハンカチなどたくさん買ってくださり、さらにお友達にも紹介を広げてくださっていました。

先に現金を手にできるメリットは、何と言っても余裕をもって、制作に入れることです。

売れるかどうかわからない状態で描くのとは違って、心の余裕が全然違います。

よい絵を描きたいと思っても、あまり予算がない状態では、充分によい花や花瓶を買うことができませんからね。

この時は、薔薇3種類と秋の実を買うことができました。

縦位置の絵で、コースターはトラバーチン、ガラスコップはアンティークガラスにしました。

花屋で赤い実を見つけて、速攻頭の中で、構図を組み立てました。

頭の中で、すでに絵を完成させておくのは、いつものことです。

そして、赤いリンゴとコーディネートしました。

額縁は、オリーブ色の手作り高級額です。マットにはゴールドの装飾がついています。

左の赤い実が、少し背景と溶け込ませ、また、赤とグレーという美しい色のハーモニーを作り出せたかなと思っています。

濃いピンクのオールド4ラブがメインでありながら、赤い実が名脇役として、いい仕事してるんじゃないかなと思います。

アンティークガラスは、小さいながら高級感と上質感をかもしだします。ガラスのグラヴィールも魅力的です。

トラバーチンは、私のお気に入りですが、

絵に複雑性を作り出す効果を狙っています。

さて、前のページのエッセイの絵は横位置

今回のは縦位置です。

同じ大きさですが、雰囲気が変わりますね。

部屋に絵を飾ってから、インテリアを整えるのもありです。

方法としては、絵の中にある色

つまりこの絵の場合、薄ピンク、濃いピンク、赤などの色を

クッションカバーや、ランプ、花瓶などの(インテリアの)アクセサリ―に取り入れると、部屋のインテリアがまとまります。

リフォームや引っ越しなどで、先に家具や壁紙を決められる場合は

インテリアのベースとなる色を、白、グレー、黒にしておく

あるいは白、ベージュ、ブラウンなどで整えて、そこに好きな色の絵を飾ると、失敗が少ないです。

インテリアコーディネートを先にしておくか、

あるいは好きな絵を優先して用意し、それにあわせて室内のクッションなどの色を決めていくか・・・

とても悩ましいところですね。

近年小さい絵は人気ですが、実は、小さい絵には弱点があります。

それは、大きい壁に小さい絵を、2~3点並べて飾ると

かっこよくなるかも~~~、と思い勝ちですが・・・

しかし、実際は、家が散らかって見えてしまうのです。

家のインテリアコーディネートまでは、引き受けられないですけれど・・・

あれこれ、思案して、適切な絵の大きさが決まったら、一声かけてみてください!

絵のオーダーの

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