アメジスト色の艶のあるガラスの描き方

5月の水彩サロンでは、カラーガラスを描くというテーマで
和薔薇とアメジスト色の手作りガラス一人をひとつずつ用意しました。

そして、デモは、こんな感じで、両日同じ花瓶を描きました。
ひとつは、花瓶の底が明るいバージョン、もうひとつは、花瓶の底が暗いバージョンです。

右の写真は、ややコントラストを強くしてわかりやすい状態で見せています。

水彩デモは、このように、全体というより、ポイントごとに小分けして描いて見せています。
右の絵は、第1工程のみで、マスキングを使っていません。
左の絵は、2工程入っています。
第1工程とは、筆を置かず、濡れているうちに、一気に花瓶を仕上げる方法です。
この濡れているうちに、というのがミソで、
多くは、絵の具が途中で乾いてしまうのです。

そして、何工程も細かく積み上げてしまうため、艶感のない鈍いガラスになってしまいます。

アメジスト色の混色の仕方や
それから、コントラストの効かせ方など、ポイントを説明しました。

よくあるパターンは、強いコントラストが作れず、中間のトーンだけで
描いてしまうパターンです。

カラーガラスを時々持ってくる理由は、
グラデーションや、コントラストなどの練習になるからです。

グラデーションもコントラストも、水の量だけで調整するため、
職人技とも言えますね。

よくない事例として
紫の彩度が上がりすぎたり、また、暗くなりすぎたり、
あるいは、全体に濃くなりすぎたり、または、全体に薄くなりすぎたりします。

また、この時は、マスキング液を使わない塗り残し技法も入っているので、
ちょっと混乱させたようです。

私の場合は、あらゆる技法を複合的に使ってなるべく工程を少なくして仕上げるスタイルなのですが・・・
しかし、通常は、ひとつひとつの技法を、別紙で、クリアしてから、花瓶を描くといいとは思います。

さて、

実は、もっと違う問題がこの絵には潜んでいます。
この花瓶のデッサンに、午前中めいっぱいかかってしまう点なのです。
このオーソドックスな花瓶の形を正確に描くことは、とても難しかったようです。
最近は、デッサンのみのレッスンの要望も増えてきています。
水彩サロンでは、1年に1回だけ、デッサン集中日を作っています。

(右の絵の取っ手部分が、やや筆が鈍いのは、ちょっと悪い例を見せたためです。)

6月の名古屋水彩サロンは、まだ席が少しあります。
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